城所眞紀子さんの講座「いろいろなお産のかたち」MOMCREW定例ミーティング2017.10より
今月のMOMCREW定例ミーティングでの研修は、助産師の城所眞紀子さんを講師に迎え、「いろいろなお産の形」について、学びました。
私たち産後ドゥーラも、出産についての知識が必要だと常々思っていました。出産は、一生に何度も経験するものではないし、自分が経験した以外のお産はよくわからない人も多いと思います。
私自身、勉強しようと本を何冊か購入したのですが、医学書は難しくて読むのが大変でした。そこで、同じようにMOMCREWのクルーも思っているのではないかと思ったところ、助産師でいまも出産の現場におられる城所さんが思い浮かびました。
城所さんは、地域の母子支援活動もされているので、産後ドゥーラのこともよくわかってくださっています。安心して講師をお願いできました。
内容
内容は、主に以下のようなものでした。
・正期産とはいつか
・分娩切迫兆候と分娩開始兆候
・分娩の種類
・陣痛促進剤2種類の特徴
・帝王切開と術後の経過、血栓予防について
・無痛分娩について
・産後に心配な心身の状態
この講座で、初めて帝王切開の映像を見ました。「血などが苦手な人は見ないでくださいね」と講師の城所さん。しかし、みんな食い入るように見ています。4分ほどの映像でしたが、解説していただきながら見ました。赤ちゃんが誕生する瞬間は、感動!!
分娩の種類によって、母乳が出はじめる時期が違うけれど、どんな方でもだんだんと出てくるようになるという言葉。育児支援者としても、一女性としても、勇気が出てくる言葉でした。
そして、いま取り上げられている無痛分娩の事故。無痛分娩が悪いわけではない。やみくもに怖がるのではなく、なぜ事故が起こるのか、どんなリスクがあるのかを知ること。無痛分娩にしたほうがいい方もいる。無痛分娩をする場合の施設の選び方などを教えていただきました。
反省点
今回、反省点が2点あります。
資料の準備が遅れて、開始時間が10分遅れました。大切な大切な10分です。今後このようなことがないように、改善したいと思います。
また、帝王切開の映像を流す時、パソコンをプロジェクターがうまく感知せず、少し時間がかかりました。準備の時はうまく繋がっていたのですが、何かコツがあるのでしょうか。プロジェクター操作にも、今後慣れていくようにします。
感想
どんな形のお産であっても、立派なお産であるということ。
そして、医療が進んだ現代でも、赤ちゃんが生まれてくること、お母さんが無事なことは当たり前ではないこと。だからこそ、生まれてきてくれた一つひとつの命である赤ちゃんと、赤ちゃんを育み、産み出したお母さん、一人ひとりにしっかりと向き合って、私たちができる限りのケアをしていきたいと、改めて思いました。
講師の城所さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
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投稿者プロフィール
- 株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。
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