城所眞紀子さんの講座「子ども(0歳〜小学校低学年)の病気とケガの対処法 実技編」MOMCREW定例ミーティング2017.7より
MOMCREW、7月のクルー(スタッフ)研修を行ないました。
7/6午後が研修でした。これは、うみそだて大学プレ講座第2弾と兼ねていて、クルーは誰でもうみそだて大学の講座に無料で参加OKとしていました。結局うみそだて大学の参加者がなく、普段の研修と同じように進んでいきました。
人工呼吸と心臓マッサージ
まず、基本となる人工呼吸と心臓マッサージをみっちりやります。
この日は、人形を、赤ちゃん2体、小児2体用意。
まず、心臓マッサージ。
赤ちゃんと小児では、少しやり方が違いました。赤ちゃんは指2本、小児は片手です。ちなみに、大人の場合は両手となります。胸の暑さの1/3を目指してマッサージします。
そして、人工呼吸、こちらも赤ちゃんと小児では口で覆う範囲が違いました。
最近は、いたるところにAEDも設置されています。
ロールプレイングでは、救急車を呼ぶ指示、AEDを持ってくるようにという指示などと、心臓マッサージ、人工呼吸を組み合わせて、練習しました。また、ドゥーラ先のお宅で、お母さんがパニックになっている時に、声をかけて落ち着かせながら心肺蘇生をやる、というロールプレイングも実施しました。
喉にものを詰まらせた時の対処法
こちらも、赤ちゃんと小児でやり方が違います。
赤ちゃんの場合は、うつ伏せにして背中を叩く。
小児〜大人は後ろから抱えて手を当てる、です。
目をケガした場合
目をケガした場合の処置を、はじめてやってみました。「誰かモデルになりたい人、いますか?」と聞かれたので、「はい!」と手を挙げて、体験してみました。
こんなこと、どこでも習ったことがありませんでした。眼球を動かさないのがポイントだそうで、ぐるぐる巻き。目が見えない分、不安になるので、声をかけたり、病院に行く時に先導したりします。
回復体位
回復体位にする方法。
まとめ
昨年も城所さんにお願いして、クルー研修として心肺蘇生法を行いましたが、2回目は、さらにスムーズにできたと思います。
私たちは医者ではないので、診断する必要なはいということ。その症状に対応した応急処置をとればいいそうです。そして、自分の身を守ることも忘れてはいけない大切なポイントです。
例えば、道端であった事故で自分が応急処置をしていたとして、その人が亡くなったら?という、ちょっとヘビーなことも城所さんにお話いただきました。それでも、何もしないよりは応急処置をしたほうがよいという結論だそうで、その後の自分の心のケアもしっかりとするようにと教わりました。
赤ちゃんを預かることもある産後ドゥーラだからこそ、専門家として、いざという時の最低限の知識と技術の習得をしておかなければなりません。
心肺蘇生法は1回やったからいい、ではなく、毎年、いえ折に触れトレーニングしていくことで、いざという時役に立つ、身についたものになると思います。
今後もMOMCREWでは、毎年最低1回、クルー研修として実施していきます。
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関連サイト
→MOMCREW公式ホームページ
投稿者プロフィール
- 株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。
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