高橋ライチさんの講座「気持ちに寄り添う支援とは何か?」MOMCREW定例ミーティング2017.5より

講座の様子

今日は、月に一度のMOMCREW定例ミーティングの日。MOMCREWとは、産後ドゥーラと産後ケアのスペシャリストをコーディネイト派遣する、弊社の事業です。そのクルー(スタッフのことをクルーと呼んでいます)が学びを深めたり、悩みを共有したり、親睦を深めたりする時間を月に一回設けています。今日は、高橋ライチさんを講師にお招きして、コミュニケーションについて学びました。

コミュニケーションと人間関係は変えることができる

高橋ライチさんは、普段カウンセリングをされていて、聴く人を増やすこともされています。今日の講座タイトルは「気持ちに寄り添う支援とは何か?〜共感的コミュニケーション〜」。

主に、
・傾聴とは何か
・聴くと訊くの違い
・感情の性質
・感情の役割
・聴き手も話してもラクなネガティブな感情の聴き方
などなどについて、実習を交えながら2時間にわたって学びました。

ライチさんは講座の冒頭、「コミュニケーションについて、学ぶことが少ないので、みんな自分の経験でやっている。しかし、コミュニケーションは変えることができる。すると、人間関係が変わる。学ぶことがないから、変わるきっかけがないだけだ」とおっしゃっていました。

私は傾聴に関する講座を一度受けたことがあって「傾聴ってこんな程度だな」と、実は思っていました。しかし、今日の講座を受けて、傾聴はコミュニケーションの一部分、ある側面かもしれないけれど、こんなにも可能性があるものだったのか!という気持ちに変化したのです。自分でも驚きました。

支援者として潰れないために

支援者が支援者として潰れずに続けられるように、自分を侵食されずに聴けるということ、相手の感じたことを丸ごと受け止めること、については、他ではなかなか学べない内容だったので、とても参考になりました。

次回の高橋ライチさんの研修は8月1日(火)。今回の振り返りをしながら、技術的な部分を中心にお話しいただきます。 MOMCREWに登録していない産後ドゥーラや育児支援者の方も、有料とはなりますが、参加いただけます。ご連絡いただけましたら、申し込み開始をお知らせいたします。

ライチさん講座終了後は、身体の流れがよくなって、身体の内側から力が湧いてくる感覚を味わいました。とても不思議なのですが、対等な関係で、尊重と信頼をもって聴いてもらえると、こんなにも人に力を与えるのだなぁと感じたし、これからの支援者としての自分のあり方も、このようにありたいと、強く思ったライチさんのお話でした。

MOMCREWスタッフのブログ
5月定例ミーティング~「傾聴」をテーマに

MOMCREWのサイト
momcrew.jp
高橋ライチさんが、その様子をブログに書いてくださいました。
新しい視点で「傾聴」を知ることができた!~産後支援者研修~

ライチさんがされている「リスニング・ママ プロジェクト」
https://lis-mom.jimdo.com/

投稿者プロフィール

赤星由美子
赤星由美子
株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。