高橋ライチさんの講座「気持ちに寄り添う支援とは何か?〜技術・実践編〜」MOMCREW定例ミーティング2017.8より
2017年8月1日、MOMCREW定例ミーティングでは高橋ライチさんを講師にお招きし、「気持ちに寄り添う支援とは何か?〜技術・実践編〜」について学びました。
これは、5月のライチさんの講座の基礎編に続いて、技術・実践編として、さらに学びを深めようというものです。
基礎編に出ていない参加者もいたため、まずは復習。
・傾聴とは何か
・聴く器
・感情の仕組みと役割
・復習の5分間セッション
これらをコンパクトにおさらいしました。
前回基礎編が5月だったので、それから3か月経ち、忘れているところもあったので、あ!そうだった!!ここは覚えているぞ、などと思いながら聞いていました。
そして、5分間のセッションでは、感動的な体験をしました。
2人1組になって、この1か月で印象に残っている出来事を話す。ただし、聴き手は感情に寄り添い、望みを感じ取りながら聴くというものです。
私が聴き役だった5分間。私は相手のことを想いながらも、うなずいたり、相づちをうったりして聴き、質問を1つか2つしたくらいでした。しかし、話し手は、話していることで自分でその出来事を整理し、もやもやがすっきりし、その出来事の意味づけもプラスに変わる、という過程をみごとに辿りました。たった5分間です。ただ、ポイントに気をつけならが聴いただけで、です。
「聴く」ということは、その人の力を引き出すことができる。そして、人は、適切なサポート(この場合は聴いてもらうこと)があれば、自分自信で解決する力があるんだと、私は確信しました。
そして、今回は、産後女性、産後ドゥーラ、傍聴者の3人1組で、ロールプレイングをしました。これが、望みは何か、サポート内容をどう具体化していきながら共通認識を図るのか、という、ドゥーラ訪問に即役立つ内容でした。
前回の講座でも思ったのですが、ライチさんは、たとえ話なども、瞬時に身近な題材にしてくれるので、とってもわかりやすく、すんなりと理解できました。
ライチさんがされている「リスニング・ママ プロジェクト」は、妊婦さんや、乳児〜未就学児・小学生を子育て中の母親を対象とした子育て支援プロジェクト。聴くトレーニングを受けたママが、20分間、話を聴いてくれます。
→https://lis-mom.jimdo.com/
また、ライチさんの講座は、対人支援されている方や、接客・営業など企業研修にもいいのではないかと思います。
ライチさん、素晴らしい講座をありがとうございました。
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投稿者プロフィール
- 株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。
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