つながる.com著『被災ママ812人が作った 子連れ防災手帖』は被災の実体験から子連れ対策をまとめた防災本ー防災本シリーズ1
今日、9月1日は防災の日。日本では、首都直下地震、南海トラフ巨大地震、気象災害など、いつ起こるかわからない災害。赤ちゃんや子どもがいると、大人とは違った備えが必要になります。もしもの時、いざという時のために備えるヒントになる本を、4回にわたってご紹介します。
この記事でご紹介するのは、つながる.com著『被災ママ812人が作った 子連れ防災手帖』(メディアファクトリー)です。
被災したママ812人の実体験をもとに作られた
本書は、3.11で被災したママ812人の実体験をもとにまとめた防災の本です。
妊娠中の避難生活、流産、避難生活の中での出産、赤ちゃんのオムツ替えが困難になる、哺乳瓶が消毒できない、予防接種ができくなる、離乳食をどうするか、避難所で体調を崩す子ども、子どもの泣き声で避難所にいることができなくなった、夫婦や親との温度差、などなど、実際に被災した方々の声は、読んでいて切なくなります。しかし、現実を直視し、リスクを想定し、備えることが大切だと私は思うのです。
30ページ、地震の瞬間に子どもを守るポーズは、赤ちゃんや子どもがいる方は、覚えておいて損はないので、子どもと実際にやってみてほしいと思います。
特別なニーズのある子ども
アレルギー、自閉症、視覚障害、聴覚障害など、特別なニーズのある子どもにも、少し触れられています。情報の入手先が掲載されているので、必要な方はチェックしておくといいと思います。
また、私たちが普段から特別なニーズのある子どもに触れ合い、理解を深めていければいいのですね。この部分を読んでおくだけでも、理解の助けになるかもしれません。
終わりに
本の中から、私の心に響いたものを、二つだけ紹介して終わりにします。
”息子だけは生きてほしい。でも、ひとりで残すわけにもいかない。死ぬなら苦しませたくない”と、いろいろな思いが交錯しました。(20p)
最終的には、自分の子どもは自分で守るしかないんです。(16p)
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投稿者プロフィール
- 株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。
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