ヘアドネーションー提携していない美容院でカットして寄付する方法

小学校3年生になるわが子が、ヘアドネーションするために、美容院で伸ばした髪をカットしてきました。

ヘアドネーションとは、小児がんや脱毛症などで頭髪がなくなった子どものため、寄付された髪の毛でウィッグを作り提供することを言います。

娘はかれこれ、2、3年くらい伸ばしているでしょうか。髪を寄付できると伝えたら、「それ、やりたい」「病気の子どもの役に立ちたい」と、目的をもって伸ばし始めました。

いつだったか、子どもに「髪を伸ばしたいだけで、ヘアドネーションは単なる口実なんじゃないの?」と聞いたら、「病気の子どもの役に立ちたいと思ってるのに!!」と、悲しそうに、でも怒った感じで言われました。ああ、この子は、純粋な気持ちだったんだなぁ、悪いことしたなぁと思って、私が子どもに謝ったことがありました。

予定では、来年の春休みの3月くらいにカットする予定だったのですが、暑さに耐えられなくなったようで、とうとうカットすることを決意しました。

提携美容院か、そうでない美容院か

次に、どこでカットするか、子どもの希望を聞きました。

選択肢は、三つ。
・ヘアドネーションの提携美容院で、自転車で行ける範囲の美容院
 →美容院が髪を郵送してくれるので楽
・いつも前髪をカットしてもらっている近所の美容院
 →近所なので、移動が少なくて楽だが、自分で髪を送らなくてはいけない
・私が通っている、カットが上手だが電車で行かなくてはならない美容院
 →電車で移動する上、自分で髪を送らなくてはいけない

子どもは、電車が嫌いなのにもかかわらず、カットが上手なところがいいと、私の通っている美容院を選びました。

美容師さんに事情を説明すると、何度もヘアドネーション用のカットをしたことがあるそうで、お願いすることにしました。

どこに寄付をするか

ヘアドネーションをしている団体は、大きく3つあるそうです。

その中で私が選んだのは、

NPO法人JHD&C(ジャーダック)

です。

選んだ理由は、主な団体のなかで一番長く活動していること、必要な子どもに無償でウィッグを提供していること、(子どもにとって記念となる)受領証を送ってくれること、事業報告書・活動計算書が公表されていたことから、寄付するのにはNPO法人JHD&Cさんにしようと決めました。

寄付する手順

寄付する条件は、二つありました。

・長さが31cm以上あること
・完全に乾いている状態であること

髪の長さはクリアしています。

寄付先、NPO法人JHD&Cでの手順は、以下の通りです。

1)髪の毛をカットする
2)ドナーシートに記入する
3)返信用封筒を用意する
4)髪の毛を発送する
5)受領証が届く

美容院に行く前に準備したことは、ドナーシートをプリントアウトして記入、受領証用の返信用封筒にわが家の住所と子どもの名前を書いて切手を貼りました。

また、追跡可能な郵送方法がオススメと書かれていたので、郵便局でレターパックを購入しました。

いよいよカット

美容院に到着。

私がいつもお願いしている美容院の記事は、こちらです。

飯田橋のキッズスペース有・子ども大歓迎&貸切の美容室 HAIR SALON Chill

いよいよ、カットです。子ども用の動物柄のケープも用意してくださっていました。

カットする前。かなり伸びた
輪ゴムで髪を束ねる
寄付するためにカットされた髪の毛
整えてもらう

さっぱりしました。お姉さんっぽい印象から、子どもらしい印象に変化。親バカですが、この髪型もかわいい。

美容師さんは、メジャーで長さをはかりながら、そして子どもがじっとしていて疲れないか気を配ってくれながら、カットしてくれました。ありがとうございます。

カットしてもらった髪は、その場でレターパックに入れ、美容院の帰りがてら、ポストに投函しました。

感想

ヘアドネーション。私にはとてもできません。わが子ながら偉いなぁと、尊敬の気持ちです。

ただ、長い髪の毛は、絡まりやすい。朝起きると、鳥の巣みたいに髪が絡まっていて、これをとくのが手間でした。朝は、時間が貴重です。しかし、寄付したいという思いを叶えてあげたくて、絡まっている髪を毎朝とくくらいは協力しようと決めました。この時間からやっと解放されて、ホッとした部分があります。同時に、子どもの思いを達成する手伝いができたと思うと、肩の荷が下りたような気もしています。

寄付した髪が、必要としている子どもにとって、素敵なウィッグになりますように。

投稿者プロフィール

赤星由美子
赤星由美子
株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。