第6回飯能ベアフットマラソン(裸足のトレイルレース)の5kmに出てみた 後編

昨日の前編に続いて、ベアフットマラソンのレポートです。

後半は足裏が痛い場所が続く

スタート直後にくらべて、呼吸が楽になってきました。身体が走ることになれてきたのでしょうか。

後半は、裸足の足裏にとっても痛い場所が続きます。山の石だからか、川の下流の石のように丸まっていなくて、わりとゴツゴツした石たちなんです。給水所付近の、駐車場を通って山道に入るじゃりを敷き詰めたような道では、ほとんどの人が「痛いっ」って言いながら歩いていました。

そして、山道なので平坦な道はほとんどありません。登って、下っての繰り返し。石、小枝、木の実、木の根っこなどなどがあります。しかも、ゆっくりじゃないと、転げ落ちそうな下り坂もしょちゅうでてきます。写真に撮ってみたのですが、伝わるでしょうか。時々地面に見える虫さんを、踏まないようにしました。

下り坂の写真

途中、「お金を払って、貴重な休日つかって、なんでこんな苦しくて痛い思いをしなくちゃいけないんだろう」と思うことも、正直ありました。でも、来たからにはこの時間を味わいつくしたい!という気持ち。とりあえず、ビリでもいいから完走が目標。給水所で時間を聞いてみると、12:21だということで、制限時間の12:30まであと9分!「9分であの山道をいけるかな、厳しいな、でもできるだけいくぞ!」と気合を入れて走りはじました。それはでは、気合をいれるとかいうレベルではなく、とにかく状況に対応するのに必死でした。それからは、自分のなかで、モリモリと走ります。途中、何人か抜かしたりもしましたよ。

でも、その間も、早い選手が抜かしていきます。こんな石だらけの道を、とっても痛い道を、すいっ、すいっと軽い足取りでなぜ走れる? 痛くないのか? 痛みは感じていても走っているのか? とにかく、同じ人間とは思えません。

それで、ちょっとだけ観察してみました。すると、次に足をつく場所を見つけながら走っているように見えました。来年は、もうちょっと観察してみたいです。

さてさて、ゴールが近づいてきました。人間、現金なものでゴールが近づくと元気がでてきますね。やっとこさ、ゴーーール。この達成感と爽快感、開放感は、他では味わえない感覚です。

ゴール直後の写真

タイム 1:01:53
女子 36人中28位

こんなにまとめて走るのは、2005年の荒川市民マラソン5kmに出て以来。忙しさにかまけてまったく走り込みしていなかった(実はジョギングもしていなかった。注:マネしてはいけません)のに、ケガもせず、なんとか完走することができました。ビリだと思ってたのに、ビリじゃなかった!それだけで嬉しい!! タイム的には、荒川市民マラソンの倍以上かかっていますが、本物の山道だし、年も12歳とってるし、当時に比べて走り込みもしてないし、でよしとします!!!

ゴールの後は、念願のビール!コエドビールの生ビールがあったので、かんぱ〜い。この一口がたまらない。友人のあやさんが持参してくれた缶ビールもごちそうになりました。

ビールで乾杯

そして、会場で売っていたカレー。これが、最高においしかった。ご飯はかためで、カレーはあまりからくなく、野菜をベースにしている感じ。豆はあまり好きではないのですが、これはおいしくいただきました。

豆カレーの写真

終わったあとは、裸足でいることが当たり前な感覚で、靴と靴下をはくのが窮屈に思えるほど。帰りの電車もビーチサンダルのまま、乗りました。(暑い日だったので、ビーチサンダルでも不自然じゃないかなぁと。もしかして不自然だったか?)。

感想

・子どもの部もあるので、子どもが競技に出ても出なくても歓迎ムードで親子で楽しめる
・テント持参で行ったのがよかった。日陰があって、レース後や同伴者が寝転がって昼寝もできる。
・とにかく(私にとって)走れる場所が少ないけど、それがおもしろい
・裸足で走るのは痛いけど楽しい!
・一番痛くなったのは足の裏と足首、ヒザ
・体が重いので、もう少し体重を落としたほうが楽
・体重落として、走り込んで、来年もまた出たい!

大会開催前に、きっと道を危険のないよう整えてくださった方々には、ありがとうございますと伝えたいです。

そして、付き合ってくれた夫と娘に感謝です。あやさん、誘ってくれてありがとう!

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日本ベアフットランニング協会
https://www.hadashirunning.jp

投稿者プロフィール

赤星由美子
赤星由美子
株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。