Rebozo(レボゾ)テクニックワークショップ 後編

4月27日に参加したdoula ship Japan主催のRebozo(レボゾ)テクニックワークショップの続編です。

レボゾでできるいろいろなこと

レボソテクニックの基礎編ということで、まず導入にいい、座った状態での使い方です。

まず、肩から腰にかけてレボゾで包み、揺らすだけのもの。

さらに、お産の最中に、呼吸がうまくできない方に有効な呼吸の援助の方法。呼吸を遅く、深くするのを助けます。

その後、四つん這いの状態になった姿勢、横になった状態の使い方を練習します。

陣痛を促したり、逆に、まだいきんではいけない場合にいきみにくくしたりと、レボゾを使って、いろいろなことができるのです。

レボゾ使用例の写真

大切なのは、クライアントの表情や仕草から、心地よく思っているのか、この動きは好きではないのでは、などと、つねに感じ取ること。これは、お互いの信頼関係があって成り立つドゥーラと同じだなと、つくづく思いました。

レボゾを使う時のポイント

いろいろやってみてわかったことは、テンションがポイントだってこと。

心地いとき、そうでもない時、何が違うのかというと、すべての布をきちんと引っ張っているということ。一部でもたるんでたりすると、心地よくないんです。

赤ちゃんを包むスリングの先生も、同じことを言っていました。人を包むという意味では、同じなんだなぁと、腑に落ちた気がしました。

 

結論 レボソは使える!

参加する前は、たかが布じゃないか、と思っていました。ごめんなさい。レボソを施す、体験する、両方やってみて、これは使える!と確信しました。

まず、体験してみると、心地よいことこの上ない。その揺らぎに寝ちゃいそうになったり、包まれる安心感を感じたり、ひどい肩こりがほぐれてきたり、足までさーっと血液みたいなものを流れるのを感じたり、人にゆだねる心が必要だっり。

施す側としては、少ない力で最大限の効果を発揮できると感じました。

助産師さん、理学療法士さんも参加されていましたが、実際のお産の時、シーツやブランケット、スカーフなどで同じテクニックを使っていると言っていました。シーツだと滑りやすくて持ちにくかったりするそうで、レボゾは滑らず持てるからいいともおっしゃっていました。

終わりに

メキシコでは、赤ちゃんを運ぶスリングとして、スカーフとして、ブランケットとしてと、日常のさまざまな場面で使われているようです。

日本でも、レボゾが広まって、そして妊産婦さんの笑顔がふえたらいいなぁと思いました。

講師のThea van Tuylさんと写真。

講師と私で記念撮影

使用言語が英語ということもあり、わかるかしら?と少し心配だったのですが、英語を習っているおかげか、半分以上理解できました。大切なところは、doula ship Japanのちえさんが通訳してくれたので、そこらへんは安心して、実技の習得に集中することができました。

主催してくださったdoula ship Japanのみなさま、ありがとうございました。ちえさん、あやさん、写真撮れなかったので、また一緒に写真撮らせてくださいね。一緒に参加したみなさまも、ありがとうございました。

doula ship Japan(ドゥーラシップジャパン)
https://www.doulashipjapan.com

投稿者プロフィール

赤星由美子
赤星由美子
株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。