DONA認定産後ドゥーラワークショップ2019 Day1
2019年11月14日。いよいよ始まりました!
1年半にわたって準備してきたDONA認定産後ドゥーラワーシクショップ。
膨大なインプット量と新しい仲間との出会いに、興奮冷めやらぬ朝を迎えています。
1日目の様子をレポートします。
自己紹介
まずは、自己紹介。
関東近県はもちろん、北陸、関西、九州からの参加も。小さなお子さんを預けて受講される方も複数いらっしゃって、関心の高さをうかがわせます。
バックグラウンドもさまざま。現役産後ドゥーラ、出産ドゥーラ、栄養士、アロマセラピスト、会社員、児童虐待に関わっている方、フォトグラファー、そして乳児子育て真っ最中の方も複数参加で嬉しい!
もうこの自己紹介の時間だけで、妊産婦さんと子どもに対するみなさんのあたたかな思いがビシバシと伝わってきて、この場を提供できてよかった、主催してよかったと、じーんとしていました。
デボラさん講義
待ちに待った、デボラさんの産後のお話。
世界各国の産後事情や儀式
産後ドゥーラの職務と範囲
などについてお聞きしました。
ドゥーラトレーナーとして、世界中で活動されているデボラさんのお話です。4日間の日程ですが、もう、これだけで、このワークショップに参加してよかったーと感じました。
そして、赤ちゃんの誕生は、コミュニティすべての人にとって祝う出来事。
世界中で、産後女性は慈しみながらケアされ、休んでいるんだと認識することができました。いまはそこの部分が失われているから、私たち産後ドゥーラが再構築していく時なのです。
お昼
お弁当は、希望者を募って宅配弁当を注文。
予想以上にお野菜が大きくて、品数が多く、大満足!!
日本の産後文化
午後は、伊東清恵さんと私担当の産後文化について。
調べてみると、日本でも様々な風習が残っています。
主な内容
・日本の産後の風習の例
・産屋について
・産後の比較
・日本での産後ドゥーラの歴史
・ドゥーラがいる世界
清恵さんによると、へその緒を残す習慣は、アメリカでとても驚かれるそうです。当たり前だと思っていたけれど、日本の風習そのものだったのですね。
この文化を、次の世代に伝えていきたいと、改めて思いました。
そして、私が作った資料をデボラさんに褒めてもらって、とってもとっても嬉しかった♡
腹帯
続いて、助産師の大塚千恵さんによる腹帯の講義。
これは、デボラさんの希望により組み込まれたプログラム。
歴史、急速に使われなくなった背景、種類、メリット・デメリット、妊娠中と産後の付け方、現代の腹帯事情など、腹帯について基礎的なことを教わりました。
講義の後は、実習。
巻かれた方は「腰が楽」「出産直後で骨盤がグラグラしている場合にはいいかも」などと話していました。
こうしなくちゃいけないというものではなく、自分の感覚や好みで使ってくださいという先生の言葉が印象的でした。
産後の適応
午後は続いて、筑波大学医学医療系職助教の杉本敬子先生による産後の適応。
主な内容は、次の通りです。
・産後うつの症状と診断基準、原因、事例
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断基準と症状
・ボンディング障害
・産後のメンタルヘルスのスクリーニングについて
・産後ママに寄り添うケアの実際
今まで、産後うつなど精神症状に目を向けてきたが、実際にケアをしていくためにどうしたらいいのかという視点で、ボンディング障害に焦点を当てていくのが最近の傾向だとおっしゃっていました。
杉本先生の教え子である学生のNAMIさんと、実際にあったというケースを劇にしてわかりやすく披露してくださり、理解が深まりました。
1日目感想
1日目だけで、膨大なインプット量!
デボラさんの講義は、
エビデンスベースのケア+文化・伝統+愛
だなあと感じました。
2日目も、楽しみです!
投稿者プロフィール
- 株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。
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