【開催報告】うみそだて大学開校記念講演、無事終わりました
2年間の準備期間を経て、2019年1月15日、うみそだて大学がいよいよスタートしました。
記念すべき第1回は、開校記念講演として、萩原なつ子先生にお願いしました。講演タイトルは
私の「子育ち」論ー子どもが自ら育つ環境を親や周囲の人がいかに作っていくのかー
です。
この記事では、その様子をレポートします。
講演の内容
親からマイナスなこと、不愉快なことを言われたことがないという萩原先生。
ご自身の子育ても、今日の服は何にするか子ども自身が選び決めるという、自己決定させる子育てだったそうです。萩原先生が研究や出張で出かける時、お子さんは親についていくのか残るか、残る場合は自分の居場所も含めて考えていたという萩原家。
あるエピソードがあります。萩原先生が1か月半の海外留学をする時、当時小学校1年生だったお子さんに問うと「私は友達が大事なので、日本に残ります。夏休みになったら、海外に行ってもいいです」という答えだったそうです。
またお子さんの結婚式の時、萩原先生には「産みの親」という席が用意してあり、他に「育ての親」という席もあったとか。
他に印象に残ったところをメモします。
・自分自身の拠り所がある強さ
・四つの自立(身体的自立、精神的自立、経済的自立、社会的自立)+性の自立
・待つ子育て
・子どもが家出ができる場所を作る
・子どもと一緒に鈍行列車の旅も楽しい
・武者小路実篤の「一個の人間」の紹介
・親の過干渉が才能をつぶす
・意見表明権
・説得ではなく納得
聖書や武者小路実篤、ノーベルからスラムダンクまで、幅広い話題でした。
子どもと一緒に来てくれた方もいて、とっても嬉しい! こんなふうに、うみそだて大学が子どもがいても学べる場になっていくよう、頑張って育てていきたいです。
お花も複数いただいて、感激です。お花って、何歳になってもいただくと嬉しいですね。
感想
現在、大学院の委員長であり、NPOの代表理事でもある萩原先生。子どもがいながらも順調にキャリアを積み重ねてきたように見えます。しかし、ご自身は鈍行列車だったとおっしゃっていたのが印象的でした。
子どもが自ら育つ環境を整える、心構えや声かけのヒントをたくさんいただいた講座でした。
次回のご案内
次回の講座
妊娠・出産・産後の女性ホルモン
一般社団法人女性ホルモンバランスプランナー協会代表理事 烏山ますみ氏
【日時】2月18日(月)14:00-16:00
【場所】IKE・Biz としま産業振興プラザ 池袋南口より徒歩7分
詳細、お申し込み
→https://umisodate.jp
関連サイト
うみそだて大学公式ウエブサイト
→https://umisodate.jp
投稿者プロフィール
- 株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。
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