フラメンコ+曽根崎心中の「Ay曽根崎心中」を観てきた

昨日、誘われて、新国立劇場で上演されているAy曽根崎心中を見てきました。

これは、阿木燿子プロデュース・作詞、宇崎竜童音楽監督・作曲。近松門左衛門の曽根崎心中をフラメンコで表現する作品です。

なんと、天皇陛下も数日前に鑑賞されたそうで、話題の作品です。

フラメンコで曽根崎心中??曽根崎心中もあまりよくわかっていないし、フラメンコを見たこともない。 こんなんで大丈夫かなぁと思いつつ、もう来てしまったんだから、素直な気持ちで味わって帰ろうと決めて、開演時間をむかえました。

Ay曽根崎心中のチラシ

Ay曽根崎心中のチラシ

最初の15分くらいは、こんなものを観に来るのだったら、仕事してたかったなぁと正直思っていたのだけれど(どれだけ仕事好きなんだ?と自分自身に問うてしまった)、どんどん引き込まれていきました。

ギターに三味線に和太鼓、歌、踊り、リズム、手拍子、照明、大道具、演出、演者が発するパッションのようなもの、聴衆の期待感、言葉にできないけれど、そんなものが一体となって、ある時はずんと、ある時はしみじみと身体に伝わってくるような感覚でしょうか。

最後の最後まで楽しめました。

舞台

休憩の5分間、撮影OKだった舞台

感じたことは、人間って素晴らしいっていうこと。こんな舞台を考えられるのもすごいし、踊り手さんの鍛錬と表現力、奏でられる演奏、陳腐な表現しかできませんが、そんなものたちに感動しました。

その中でも特に、三浦祐太朗さんの伸びやかで美しく、表情豊かな歌唱力が心に響いてきました。

うみそだて大学の準備でてんてこ舞いしていたのですが、行ってよかった!

仕事と大学院以外で夜に外出するのは、何年振りでしょうか。多分、友人のジャズライブ以来、4年振りくらいです。

芸術に触れる時間、必要ですね。

新国立劇場の外観

新国立劇場の外観

投稿者プロフィール

赤星由美子
赤星由美子
株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。