江戸川橋駅3分「酢飯屋」のお寿司ランチコースは、繊細で斬新だけれども正統派のお寿司

夜は紹介・予約のみのお寿司やさん、酢飯屋。以前の古民家にお店があった時はよく訪れていましたが、移転後、初の訪問となりました。

今回は、仕事がらみのランチでしたが、ご一緒した方が食にこだわりをお持ちの方で、酢飯屋さんをどう感じるか、ドキドキしていました。

予約は、5000円の15貫コースでお願いしています。

まずは飲み物。お仕事なので、ノンアルコールです。私はイチジクビネガーを注文。

イチジクビネガー

1皿目

お通し
ごりごりわかめと四角豆、赤オクラの酢みそ和え
きゅうりのぬか漬け
切り干し大根の土佐酢漬け
ごぼうの煮付け

前菜

どれも、洗練された味です。

私は特に、酢味噌和えが気に入りました。こんなにまろやかでふくよかな酢味噌和えは、食べたことがありません。

この後のお寿司の期待が高まります!

2皿目

ここからいよいよお寿司がスタート。

すべてお味がついているとのことで、醤油皿は出てきません。

 


国産粒マスタードがのっています。鯛のあっさりした旨み、ねっとりとした食感、最後にマスタードの香りがふわっと鼻に抜けます。

石垣鯛

 

あこや貝
真珠をとった後の貝柱。食用は流通に乗っていないので、ほとんど食べられないものだとか。長崎の壱岐のもの。白たまりで味付けしてあります。一緒に行った方は、大きめの声で「すっごくおいしい!」と言っていました。

あこや貝

 

ひげ長エビ
鹿児島のひげが長いエビ。再仕込み醤油で漬け込んであるとか。山椒が1粒のっていて、これがいいアクセントとバランスになっています。

ひげ長エビ

 

ハタハタずし
秋田の郷土料理。初めて食べました。これは、日本酒が飲みたくなる、濃縮された旨みです。

ハタハタずし

 

キビナゴずし
お米ではなく、おからです。しっとりとしたおからのなかに、生姜などなどが入っています。高知県の郷土料理だそうです。

キビナゴずし

3皿目

2皿目


金目鯛の粕漬け

1本釣りした金目鯛を、しっかりとした古代米で。

金目鯛の粕漬け


かつお

和辛子がのっていて、この風味がいい!

かつお


新秋刀魚

食べた瞬間「おいしい!」と、同時に言いました。

さんま


メカジキの湯霜漬け

上にのっているのは、イチジクのペースト。

メカジキ


マアナゴ

皮が、ご飯のほうにあって見えませんが、炙ってあって、その香ばしさが最高!

まあなご

 

4皿目

4皿目

 

マンボウの腸
マンボウ、初めて食べました。いままで経験したことのない食感です。シャキシャキ?コリコリ?

マンボウの腸


牛肉

エミートというブランドのお肉。血統買いしているそうです。特製の焼肉のタレで。

牛肉


かんぴょう

皇室御献上の海苔がしっかりとしていて、香りが高い。そして、かんぴょうにゴマ?邪魔じゃないか?と思ったら、邪魔じゃありませんでした。

かんぴょう


納豆巻き

巻いてしまうと溶けてしまう有明の海苔。

納豆巻き


煮穴子

ちょこんとゆずがいい!

煮穴子

 

大満足の15貫が終わりました。もう食べ終わってしまって、なんだか寂しい感じがします。

スイーツ

名残惜しいので、スイーツも!

ランチ・カフェタイム限定の「suido cafe スイーツ8種盛り」を、2人でシェアすることにしました。

スイーツ8種盛り

濃厚ぶどうのシャーベット、レモンどら焼き、そして私の大好きな「恋するマロンかぼちゃのチーズケーキ」も入っています。いつもスイーツをどれにしようか迷うので、この盛り合わせは8種類も味わえるのは、嬉しい! シェアして、ちょうど良いくらいのお腹の具合でした。

まとめ

久しぶりの酢飯屋さん。

食器はすべて作家さんの器。

マンボウの腸やアコヤ貝などと聞くと、奇をてらったお寿司と思われるかもしれません。しかし、店主は、お寿司を愛し、日本各地の郷土寿司をほりおこしています。食材一つひとつ、調味料の一つひとつが店主のこだわりで選び抜かれた、繊細で斬新で、でも正統派のお寿司だと感じます。

店内で売っている商品をお土産にいくつか購入したので、こちらは別記事でご紹介したいと思います。

昼は、紹介なしでもOKだそうです。夜に行きたい方は、赤星までご連絡ください。

関連サイト

酢飯屋
http://www.sumeshiya.com

投稿者プロフィール

赤星由美子
赤星由美子
株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。