小さな会社ができるCSR 当社CSRの取り組みとしてGP(グリーンプリンティング)マークの名刺を作りました

CSRとは、Corporate Social Responsibilityの略で、日本では「企業の社会的責任」と訳されています。

当社のCSRへの取り組みとして、GP(GREEN PRINTING)マークのついた名刺を作成しました。

前職の編集者時代は、印刷会社に月1回は行って、雑誌の出張校正をしていましたし、所属していた編集プロダクションが印刷会社と長いお付き合いがあったので、印刷に使われるインクの問題など、ほんの少しだけ知っていました。

インクの中には有害なものがあったりして働く人が健康を害したり環境を汚したり、印刷会社の働く環境がブラックだったりして、会社が発注した印刷物がそのようなケースだった時、会社が社会に間接的でも悪影響を与えていることになるのは、耐えられません。

大学院の講義で、全日本印刷工業組合連合会が、CSR認定制度を設け、加盟企業がCSRを促進できるようにしていると知りました。そして、環境負荷の低減を目指す「グリーンプリンティング」製品があることを知ります。

グリーンプリンティングとは

グリーンプリンティングとはなにか、見てみましょう。

日本印刷産業連合会 従来の印刷製品の環境マークが、紙やインキ、または製造工程の一部を対象にしたものに対し、GPマークは資材から工程までの総合的環境配慮マークです。 印刷製品にGPマークを表示することで、印刷資材、製造工程、印刷会社の取組全てが、環境に配慮されていることが一目瞭然になります。

*日本印刷産業連合会より

つまり、インクや紙だけでなく、バリアフリー、廃液回収、エネルギー消費、節水など、工程すべてが環境に配慮されて印刷されたというマークです。

マークの中の文字を見てみると

この印刷製品は、環境に配慮した資材と工場で製造されています。

と書かれています。

GPマーク

 

印刷会社探しと打ち合わせ

全日本印刷工業組合連合会のサイトから、CSR認定制度に積極的に取り組んでいる東京の企業を探し、数社にコンタクトを取りました。会社にうかがって説明を聞いたり、メールでやりとりしました。正直に言えば、当社が小さいからか、あまり相手にされなかった印刷会社さんもあります。

検討した結果、六三印刷さんに名刺の印刷をお願いすることにしました。

打ち合わせにうかがって、詳しく話を聞いてみると、グリーンプリンティングは大変厳しい規格でした。和紙的な紙を使いたかったのですが、紙も規格にあったもの数種類しか選べません。イメージをどう表現するか、デザイナーさんとも話し、地紋を入れることにしました。

終わりに

そのようにしてできた新しい住所の名刺。とても気に入っています。

産後プランニングサービス株式会社は、小さな小さな会社です。しかし、小さな会社だからこそ、自社でできるCSRを積み重ねていくことが大切だと思うのです。

持続可能な社会を目指すために、社会に貢献できる会社になるために、自分たちができることは何か考え続け、これからもCSRを意識した取り組みを積み重ねていきたいと思います。

投稿者プロフィール

赤星由美子
赤星由美子
株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。