ペニー・ワーナー著/頭金多絵監修『ねぇあそんでよ―赤ちゃんがよろこぶシンプル・プレイ100』 0〜24か月の赤ちゃんとのふれあい遊びがわかる本【本の紹介】

私が出産して親になった時、困ったことがいろいろあったのですが、そのうちの一つが、「赤ちゃんとの遊び方がわからない!」でした。

本を探す

赤ちゃんの身体を使う遊びで、親も楽しくて、身近な道具でできる、そんな遊びがしたなあと思っていました。

そんな本がないか探したのですが、なかなか出会えない!脳の発達にいい遊び、みたいな本はあったのですが、脳のためだけに遊ぶわけじゃない!と思ったりして。ネットで検索したり、大型書店に行ってみたりしたのですが、ない。

探しに探して、やっと見つけたのが、図書館で出会った『ねぇあそんでよ―赤ちゃんがよろこぶシンプル・プレイ100』でした。

月齢ごとのふれあい遊びレシピ

本書は、0か月から24か月までのふれあいレシピが100個、掲載されています。

遊びの適正月齢ごとに、
・0〜3か月
・3〜6か月
・6〜9か月
・9〜12か月
・12〜18か月
・18〜24か月
に分かれています。

1ページに一つずつレシピがのっていて、必要なもの、遊び方、バリエーション、注意すること、赤ちゃんはどんなことを学ぶのか、が書かれています。

例えば、0〜3か月の遊び「お目めパチクリ」だと、赤ちゃんをひざにのせて向き合い、「赤ちゃんの顔をさわりながら、(そっとまぶたをさわりながら)「お目めぱちくり」、鼻のてっぺんをそっとさわって「お鼻はクンクン」といって遊びます。

赤ちゃんは、「ここが目、ここが口」と顔や身体の部分の認識をしていく、といった具合です。

パパ&ママへのメッセージ

そして、各月齢ごとの遊びレシピの前に、パパ&ママへのメッセージがあります。

0〜3か月のところでは、「赤ちゃんもパパ、ママも不安、だけど大丈夫」「大人の言葉は理解できなくても聞いてるよ」「ママ! さわって、抱っこして、動かして!」というメッセージが書かれています。

大きくなってくると、

このページも、私にはとてもよかったです。この時期はこんな成長・発達だからこんな遊びと、理解できたからです。

また、布団、スポンジ、絵の具、紙、懐中電灯など、家にある材料で遊べるのも、よかったです。

お風呂での遊びレシピが多いのも、お気に入りの理由です。私わが子がお風呂を嫌がった時期があったのですが、この本の遊びをして、見事お風呂嫌いがなくなりました。「まだ遊びたい」「出たくない」と駄々をこねて、困るくらいでした。

この本のおかげで、子どもといろいろな遊びができました。赤ちゃんとどうやって遊んだらいいかわからないという方には、オススメです!

 

投稿者プロフィール

赤星由美子
赤星由美子
株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。