『やり抜く力 GRIT(グリット)―人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』アンジェラ・ダックワース著  やり抜く力は伸ばすことができる!

私がこの本を読もうと思った理由は三つあります。

1 話題になっていたから
2 やり抜きたいことがあるから
3 自分の子どもにやり抜く力を身につけてほしいから

やり抜きたいこと

私のやり抜きたいこと、それは、長期的には会社経営とブログ、短期的には修士論文を仮提出今年11月・本提出来年1月までに書き上げること、ダイエットです。

どれも「何が何でもやる!」と決めてはいますが、それでも飽きてしまって、自分で「やーめた」と言いだすのではないかと、少しおそれている気持ちがあります。

飽きっぽのではないかという、おそれの原因

それは、子どもの頃の部活動に原因があると考えています。中学校から大学までの部活動が、最後まで続けられなかったし、そもそも部活自体もころころ変わっているからです。

小学校:体操、水泳、陸上→これは続けられた。3種目ともやっていておもしろかった
中学:バレーボール→途中で退部(背が低く、バレーボールの厳しい練習が好きではなかった、先輩後輩の上下関係が厳しくて嫌だった)
高校:剣道部→途中で退部(指導が毎日変わる先生が嫌になって退部。近所の道場に通い、そのおじいちゃん先生がすばらしくて、高校卒業まで続ける。剣道二段)
大学:体育会ゴルフ部→大学中退に伴い退部、現在はまったくゴルフしていない

この経験が、私にはやり抜く力がないんじゃないか、飽きっぽくて、すぐ止めてしまう人間なのじゃないかと、心のどこかで思っています。

しかし、この本を読んで、部活に関しての分析ができました。

そもそもバレーボールに興味はなかったけど何かに入部しなくてはいけないからバレーボールにしただけ。剣道は父親が元警官で剣道をやっていたのでやってみたかったし、ピリピリとした緊張感や礼儀正しさが好きだったから、場所は変わっても続いた。ゴルフは就職してから有利だと始めたけど、やってみてあまり好きではないことがわかった。

つまり、興味がなかったり、好きじゃなかったりして、やり抜けなかったのですね。いま、やっと謎がとけました。私の「飽きっぽい」認識は、ちょっと変えてもいい時期かもしれません。

やり抜く力が身につく4つのルール

なんでもかんでもやり抜けばいいというわけでもない。さっさと見切りをつけて、次に移ったほうがいい時もある。でも、簡単にやめないほうがいいこともある。これを、どう整理したらいいのかの答えが、ありました。

やり抜く力が身につく4つのルール
1 家族全員、ひとつはハードなことに挑戦しなければならない
2 やめてもよい
3 ハードなことは自分で選ぶ
4 新しいことでも、いまやっていることでも、最低でもひとつのことを2年間は続けなければならない

著者のアンジェラさんのご家庭では、やり抜く力をつけるために、4つのルールがあるそうです。その中の2番、「やめてもよい」とあります。それには条件があり、シーズンが終わるまで、授業料を支払った期間までなど、区切りがよい時期までやめてはならない。先生に叱られたから、眠いから、という理由で辞めるのは許されないそうです。

このルールなら、私のように興味のない部活をだらだら続けて結局退部するということにならず、区切りよくスパッとやめて次にいけそうです。

自分の子どもがやり抜く力をつけるためには

アンジェラさんは、こう書いています。

もしあなたが自分の子どもの「やり抜く力」を引き出したいなら、まず、「自分が人生の目標に対してどれくらいの情熱と粘り強さをもって取り組んでいるか」、つぎに、「子どもが自分を手本にしたくなるような育て方をしていると思うか」、考えてみよう。

つまり、子どもは親のことを真似、手本にする。だから自分が「やり抜く力」を発揮しているかどうかを問うてみよと。私は、会社経営や論文などに、四苦八苦しながらも情熱を持って取り組んでいるので、この点はいまのところ合格点もらえるかな。

そして、これは必ずしも親だけでなく、親戚のおじさん・おばさんでも、教師でも、身近な大人でいいと書かれていて、ここに希望があります。いま、厳しい境遇にある子どもでも、人生諦めたくなるような環境の子どもでも、真似し、手本にしたくなる大人がいれば、「やり抜く力」が身につけられるということです。

さらに、自分が、自分の子どもだけでなく、身近な子どもに「やり抜く力」を育むために手本を示せる可能性もあるということです。

まとめ

・やり抜く力と才能・飲み込みのよさは別物である
・長い目で見れば、才能よりも重要なのは、グリッド(やり抜く力)
・偉業は、やればできる小さなことの積み重ねで達成可能であって、魔法によってもたらされたものではない
・習慣化する
・がんばるとやり抜くは違う
・やり抜く力は伸ばすことができる!

いたるところにヒントがある本でした。