和光大学講義 学生の感想と私の一言
2020年6月29日、和光大学「キャリア研究特論A」のゲストスピーカーとしてお話ししてきました。
その時の様子
→和光大学 キャリア研究特論Aのゲストスピーカーに
学生さんの感想をいただきました。許可をいただいたので、抜粋して掲載します。また、感想に対する私のコメントも入れてみました。
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人それぞれ育児法は異なるので何が正解は無く、他人に自分の育児法を押し付けるのではなく、こういう育児のやり方もあるんだな。と発見や知識を持つ事によって今後の自分の育児について考える良い機会になる。事が分かりました。
赤星コメント
「育児に正解はない」ことに私が気づいたのは、子どもが小学校にあがるくらいの時でした。それを大学生のうちから感じてくださったのは、本当に嬉しいです。
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今回の赤星さんの講義を受けて産後支援という会社があるんだな。と初めて知りました。
赤星コメント
はい、弊社だけでなく、いろいろな会社があります。もしご興味あれば調べてみるのもおもしろいですよ。
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本当に今回の講義を受けて良かった事はまず、自分の場合、いつかは好きな人との間に子どもは欲しいという願望はあるので、自分自身の性格上とても神経質だったり心配性な面があるため、こういった産後の相談をしてくれるだけでも助かる事が多くあり、たとえば旦那さんが外で働いている中、家では 1 人で子どもの 面倒を見なければならない重圧や不安が解消されると思いました。
赤星コメント
自分の性格をわかっていることがまず素晴らしいです。不安は話すだけでも楽になるので、友達でも家族でも、誰かにSOSを出しつつ、つぶやいてみてくださいね。
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日々、ニュースでは虐待という問題が後を経ちませんが食事や家事のサポートも含め、夫婦の方の精神的な面 での不安を産後ドゥーラの方が来て下さるだけでも少しは虐待に繋がるようなトラブルも減るのではないか。と思いました。
赤星コメント
はい、本当にそう思います。私が大学院の修士論文でインタビューさせていただいた女性も、ドゥーラがきてくれていたから、虐待せずにすんだかもしれないと話してくれました。
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今日は赤星さんの話を通して、初めて「ドゥーラ」という職業を知りました。女性は産後いろいろな悩みがある、 家族としてそれを理解する、支えるのは大事だ。今の時代でも、女性だからこそ専業主婦をやって、家事や育児に専業するという古い考え方もある。また、職場でも女性を軽視するニュースもよく見られる。こうした古い考え方を変えることができれば、女性は産後うつなど精神的な負担も少しは減るはず。
赤星コメント
ご指摘のように、産後うつと考え方は関係があると私は思っています。ジェンダーギャップ指数(世界経済フォーラムが2019年12月発表)は、2020年の日本順位は153か国中121位。なんとか、考え方や意識を変えていける行動をしていきたいと思っています。
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自分には子どもを育てたいとか家庭を持ちたいとかそういう気持ちは一切無く、妊婦の苦しみや子供が欲しいと思う人の気持ちなどは想像することしかできない。しかしそれらが多大な覚悟や労力や時間を必要とするかはわかる、筈だと思っている。 それらの大変デリケートな問題の解決をサポートするドゥーラという職業の大変さと誇りが自分なり理解できた気がした。 子を産み、育てるという「生」に限りなく近い事柄に関わるのは勇気がいることだと自分は思っているので、ドゥーラという職業に対して畏敬の念を抱いた。
赤星コメント
人の気持ちを想像してみようと考えること、なかなかできないことです。それだけでも素晴らしいと私は思います。「畏敬の念を抱いた」という言葉、とても嬉しいです。
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私が結婚や出産に対して思う印象は、おそらく「私がすることはない」というものです。私は現在まで恋愛経験はありませんし、結婚をしている姿を想像することすら難しいです。そのため、ドゥーラという仕事と直接関 わることは無いと思いますが、自分自身の話は別として、もしも出産をした際にいてくれたら頼もしいとも思い ます。
赤星コメント
私も大学生の頃は恋愛経験がなかったし、結婚もしなくない、ましてや子どもなんてもってのほか、という考え方でした。それが今、結婚もして、子どももいて、仕事もそれに関わることをしています。人生って、何がおこるかわからないし、おもしろいですね。
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いちばん大きな印象としてとても大きな志を持たれているのだなと思いました。今まで何人かの方にお話を聞かせてもらってきて、まず目の前のことに一生懸命な人や、自分が成り上がることを目的としている人など様々で した。目標というより理念のようなものでしたが世界平和という言葉には内心驚いていました。
赤星コメント
世界平和が私の願いなのですが、そう言うと変に思われるかな、あやしさ満点かなと思ったのですが、言葉にしてよかったです。志は大きく、歩みは一歩ずつ地道に積み重ねていきます。
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産後ドゥーラという仕事は産後の母親の心のケアや家事のお手伝いをすることによって、本人だけでなく家族そのものをサポー トするお仕事なのだという風に感じられました。
赤星コメント
女性だけでなく、家族そのものだと理解してもらえたこと、ありがとうございます。女性だけでなく、家族全体が幸せになるサポートができたらいいなと日々思っています。
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子供が欲しいかという質問に対して、わからないという回答をしました。子供を育てるということ、当然やった ことはないですし兄弟もいないので子供が可愛いという感覚がほとんどわかりません。ただ、やりがいを語る人 も多く、人生で一度くらいはと思う気持ちもあります。しかし、一番の心配事として自分のコンプレックスを押し付けてしまわないかと懸念しています。仮に子供ができたとしても、お互いにほんとうにしあわせになれるのだろうかと考えてしまいます。
赤星コメント
実は、私が子どもを出産するまで「自分のような子どもに育ったら(欠点が多くて)大変だ!」と思っていました。私もコンプレックスがいっぱいあるので、その心配もなんとなくわかります。でも、子どもを育ててみたら、子どもなりの個性や性格があって、自分のコンプレックスとはまったく別の次元で生きていました。自分のコンプレックスを押し付けてしまわないかという懸念をすでに認識しているので、大丈夫だと私は感じました。
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今回赤星さんの言葉で一番印象的だなと感じたのは「ドゥーラという仕事がなくなればいい」という言葉です。 それは自分の仕事がなくなることことを意味しているのにどうしてそう思うのだろうと思いましたが、育児に対する社会的な意識が上がりなくなればいいと無くなればいいというのを仰っていたのをを聞いて、心から本当に 赤星さんは育児に対して心から向き合っている方なのだと思いました。私は正直子供を産まない選択をしたいと思いますが、きっと子供というのは産んだ人にとってかけがえないのない宝物なのだと赤星さんのお話をして思いました
赤星コメント
子どもは社会にとっての宝物だと思っています。そんな子どもが生き生きと、伸び伸びと育つ環境を作ることは、弊社の理念の柱でもあります。
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私は、ドゥーラという職業があること自体初めて知ったことなのですが、産後のお手伝いをするというある種のホームキーパーのようなものは多くの人が望んでいることだろうし、非常に需要のあることだろうと思う。ただ、私のようにその存在自体知っている人はあまりいないのではないだろうか。もっと周知になっていけば、 ただでさえ男尊女卑の中狭量な思いをしているお母さんたちが今より苦労することが少なくなるように感じる。産後、ホルモンバランスなどにより不安定になりやすい女性たちと、まだ若かったりと仕事に忙しい男性にと ってもとても喜ばれる仕事だと思う。
赤星コメント
はい、ドゥーラの認知度はまだまだです。今後も努力していきます。おっしゃる通り、女性にも男性にも喜んでもらっています。本当にやりがいがあって、大好きな仕事です。
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私は今回の赤星さんを知り始めて「ドゥーラ」という言葉や職業としての存在を知りました。初めは横文字の言葉で今まで生きてきて 1 度も聞いたことのない単語だったのでお話を聞くまでは、自分にはあまり関係のない分野のお話なのかな、と勝手に推測していましたが、今回の講義を聞き絶対に将来 1 度はドゥーラを身近に感じたり利用したりする可能性が高いのだろうなと思いました。利用するにしろ利用しないのにしろ現時点で出産は 年々身近な出来事になってきましたし、私自身も知っておきたいことがたくさんあるなと感じていたので今回を機に少し知識が増え実体験を教えて頂けたことが自分の財産になりました。近年世の中でも夫婦の在り方や男女の在り方が変わりつつあったり意見が飛び交ったりしていますが、赤星さんのお話の中で最後に赤星さんご夫婦関係についてお話しされていて、それが私には新鮮でとても素敵だなと思いました。
赤星コメント
ドゥーラという言葉を知ってもらえただけで満足だったのですが、「ドゥーラを身近に感じたり利用する可能性が高いだろうなと思いました」という言葉、とても嬉しい♡
最後の夫婦関係の話は、必要なかったかなーと思っていたのですが、お話ししてよかったです!いろいろなパートナーの形があるので、もしお付き合いする方ができたり、ご結婚されたりしたら、二人の心地よい関係を作りあげていけるといいですね。
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文章は短くしましが、全員分を掲載させていただきました。
こんなに丁寧に感想を書いてくださって、感激です。また、何かしら感じでくれたようで、とても嬉しいです。
また機会があったら、大学でお話ししたいです。ぜひ呼んでください!
お問い合わせは、株式会社ソシエタスのお問い合わせフォームからどうぞ。
投稿者プロフィール
- 株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。
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