「妊産婦さんを食事からサポート!食の基礎知識と最新データ」うみそだて大学開催報告
2019年8月21日、第8回うみそだて大学の講座が終わりました。
講座のタイトルは、「妊産婦さんを食事からサポート!食の基礎知識と最新データ」。今回も素晴らしかったです。
いつもは後日配信する動画視聴の方が多いのですが、今回は会場参加4名、リアルタイムのWEB参加3名で、盛り上がりました。
その様子をご報告します。
講師は、管理栄養士で国際薬膳師の岡本正子さん。
冒頭に、「今朝、駅のホームでパンとジュースを食べていた女性がいた」という岡本さん。管理栄養士なので、きっと「ちゃんと朝ごはんを食べたほうがいい」というのかと予想したのですが、なんと岡本さんは「なんでもいいからごはんを食べようという意識は、立派」とおっしゃったのです!このお話を聞いて、なんて素晴らしい考え方だと思ったと同時に、私はこんな考え方ができるかなと、自問自答しました。
講座の主な内容は、以下の通りです。
・最近の女性の食事傾向
・低体重と生活習慣病
・2016年食品成分表改定について
・妊娠中の冷え
・献立のたてかた
最新情報は、いろいろなデータを示してくださったので、最近の若い女性の傾向が立体的に把握できる気がしました。
いままでの常識と違ってきている部分もあり、知識のブラッシュアップはとても大切だと感じました。
具体的に私が知りたかった産後の食事のポイントは、
消化しやすく、食べやすく、のどごしがいいこと
だそうで、今後の料理づくりの参考になります。
献立のワークでは「なるほど、そんな声かけの仕方があったか!」「確かに、ここは認めてあげたいポイントだ」など、かなり発見がありました。
岡本さんの講義は、一つひとつ細かく解説してもらうというよりも、かなり多くの情報を伝えてもらい、あとは自分で調べて考え、自分のなかに落とし込んでから実践につなげることを意図されています。支援者として常に学んでいくことの大切さも教えていただいた気がしています。
何年かに1度、最新情報をチェックするために、開催してもいいのではないかと感じました。
技術以前に大切なこと、それはクライアントを否定しない、よいところを見つけて伝える、無理難題や理想ではなくすぐできることを提案すること。そんな岡本さんの姿勢を、今後は常に意識していきたいと思います。
岡本正子さんのブログ
→おかもとまさこのごはんBLOG
次回(第9回 2019年9月講座)のうみそだて大学
世界一子どもが幸せな国オランダに学ぶ出産と子育て
What can we learn about birth and parenting from Netherland, a country with the world’s happiest children.
【日時】9月28日(土)11:00-13:00
【内容】
・普段のお仕事についてと社会的役割
・オランダの出産事情
どこで出産するか?
男性の出産への関わり方
国の制度(出産関連の出費、保険、産休・育休)
・kraamverzorgsterとは
オランダがkraamverzorgsterを導入した社会的背景
導入後の変化
【講師】Thea van Tuyl氏
(チャイルドバースエデュケータートレーナー・ドゥーラトレーナー)
http://www.rebozo.nl/
【会場】ウェルファーム杉並(東京都杉並区天沼3丁目19番16号)
【詳細・お申し込み】https://umisodate.jp
投稿者プロフィール
- 株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。
最新の投稿
- たまてばこ2021.01.21グリーティング切手「ムーミン」2021年1月15日発売
- たまてばこ2020.12.12切手「絵本の世界シリーズ第4集 レオ=レオニ」2020年11月27日発売
- 子どもと遊ぶ2020.10.20アニメを見ていない私でも楽しめた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
- たまてばこ2020.10.14MacBook Proの破損、修理、その後の環境改善まで