本多静六著『私の財産告白』はお金持ちになるための方法とお金の哲学について書かれた本
私は、これから会社の売り上げをガンガン上げていこうと決めました。しかし、私自身、お金に関する哲学のようなものが足りない気がしていて、何かいい本がないかなと探していました。
ふと見た動画で「この人はすごい!」と思った金融関係の方(その方のお名前は忘れてしまいました)がすすめていたのが、本多静六さんの『私の財産告白』でした。
「とってもいい本を読んだ!」「折に触れて読み返したい」と思ったので、ご紹介します。
著者の本多静六について
本多静六の簡単なプロフィール
苦学の末に現在の東大農学部に入り、猛勉強して首席で卒業。ドイツに私費留学して博士号を取る。大学助教授の傍ら、「4分の1天引き貯金」と1日1ページ執筆、教授に昇進して、植林、造園、産業振興など多方面で活躍し、膨大な財産を築く。
本多静六という人物を知らずに読み始めました。
本の内容
プロフィールを見るとすごい方ですが、書かれている方法や格言は当たり前のこと、どこかで聞いたことがあることで、平凡人でもできる、つまり私でもできそうなことばかりでした。
内容は、彼が素寒貧から億万長者になった方法について、具体的には貯金の仕方、投資の仕方、お金の増やし方、財産の処分の仕方、仕事とお金、人間との付き合い方について書かれています。しかし、その一つひとつが「そうだよね」「うーん、そう言われたらぐうの音も出ない」と思うのですが、本多静六という実行して財を成した人から言われると、素直に受け取ることができました。
渋沢栄一など、他の財産家の話も出てきて、方法の違いなど比較していたりして、その部分もおもしろかったです。
心に残った言葉
心に残った名言を、いくつかあげておきます。
貯金の問題は、要するに、方法の如何ではなく、実行の如何である。p24
金儲けは理屈でなくて、実際である。計画でなくて、努力である。予算でなくて、結果である。その秘伝はとなると、やっぱり根本的な心構えの問題となる。p93
「好景気、楽観時代は思い切った勤倹貯蓄」(すなわち金を重しとする)、「不景気、悲観時代には思い切った投資」(すなわち物を重しとする)p100
儲けることーーそれは独り金銭上の儲けをいうばかりではなく、道徳上にも、教養上にも、生活上にも、社会奉仕上にもウンとプラスすることをいうのである。p125
いかなる場合、いかなる職務でも、自分自身にその実力さえあれば、与えられた当然の地位は毅然と引き受けるべし、ということである。p160
「天才マイナス努力」には、「凡才プラス努力」のほうが必ず勝てる。p190
この他にも、たくさんありました。
感想
この本を読んで、会社の売り上げがかなり上がっても、大丈夫、怖くないと思えるようになった気がします。むしろ、どんどん売り上げを上げて、会社を設立した時からの夢である、社会貢献活動にじゃんじゃんお金を回したい!強くそう思いました。
お金のことで迷ったり、不安になったりしたら、読み返そうと思っています。
投稿者プロフィール
- 株式会社ソシエタス代表取締役。調理師/食品衛生責任者/出産ドゥーラ・産後ドゥーラ/発酵プロフェッショナル。さまざまな情報を発信していきます。
最新の投稿
- たまてばこ2021.01.21グリーティング切手「ムーミン」2021年1月15日発売
- たまてばこ2020.12.12切手「絵本の世界シリーズ第4集 レオ=レオニ」2020年11月27日発売
- 子どもと遊ぶ2020.10.20アニメを見ていない私でも楽しめた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
- たまてばこ2020.10.14MacBook Proの破損、修理、その後の環境改善まで